こんばんは、トオメです。
ようやく今日、待ち焦がれていた「龍の宮物語」を見てくることができました!
もう…なんといっていいか…
よくぞせおっちにこの作品と「清彦」を当ててくださった…!と、演出家の先生には感謝の念でいっぱい!
そして予想以上にめちゃめちゃ泣きました。
とりあえずまだ楽前なので、ぼかしぼかしお話ししたいと思います。
輝くように美しい「清彦」
せおっちの清彦がまるで輝くように美しい…。
そこだけスポットライトが当たっているようだ。当たっているんだけど。
そして白の着物が清彦の心の清さを表しているかのよう。
そういえば名前も清彦だ。
「彦」というのはたしか「男の子」といったような意味だったと思うので、本当に「清い男の子」という意味で名付けたのだと思う。
それにしても、4人の書生さんがいて、その中で誰に心惹かれますかと問われたらならば、間違いなく清彦に軍配が上がるでありましょう。
グイグイおせおせな百合子お嬢様の気持ちがよくわかるわ!
玉姫の情念
くらっちの玉姫は人魚姫のように美しいけれども、非常に心を閉ざしておりますね。
理由は私が予想したとおり、彼女はヒトに裏切られているから。
声のトーンからして絶対に誰も寄せ付けないという拒絶感が…。
それでもところどころで見せる微笑みや情が、清彦を惹きつけてしまうのだろうなあ…。
ところで清彦と玉姫は身長差といい体格差といい、ベストであると言っても言い過ぎではないと思う。
恋に落ちた龍神さま
天寿さん演じる龍神さまは、玉姫以外と接するときはドスの効いた威厳のある龍神さまだというのに、玉姫に対する時はもう…どうしたというの!?というくらいの甘い…というか、むしろあれは猫撫で声w
あまつさえ自分の妻に「玉姫さま」とさまをつけるw
どんだけ惚れてるねん!
この作品では龍神さまが2番手のようですね。
余談ではありますが、フィナーレナンバーが白塗り龍神メイクで男役ダンスを踊っているのでかっこいいやら戸惑うやらw
山彦の献身
ぴーすけくんの山彦は、私が予想していたような神様系ではありませんでしたw
なんでなのよ!山彦というたらアレやろ!
…山彦はむしろ普通の人だった。
山彦はずっと清彦の身を心配していたのだなあ…。
自分がそばにいながら止められなかったことへの後悔もあったのかもしれない。
しかしぴーすけくん歌うまいですね!
はるとくんを除いたら一番うまいくらいじゃないかな。
ジャイアン的…ガキ大将的なお芝居もよかった!
明治のお嬢様だった百合子さま
どこからどう見ても清彦におせおせ、秋波がびゅうびゅうだった百合子お嬢さま。
清彦が姿をくらます少し前に、「清彦のことなんかなんでもない」と清彦との仲を疑う婚約者に言わざるを得なかったのは、家を守るため、清彦を守るためだったんだろうなあ…。
そして百合子お嬢さま、あるいは娘の雪子が弾くバイオリンのワンフレーズが、龍の宮にとらわれた清彦に届いたのだろうなあ…。
旦那さんには酷な話だ。
妻が清彦のためにだけバイオリンを弾くなんて…。
そのたおやかそうでいて、強い芯をもった百合子お嬢さまが明治の女らしかった。