観劇記

星組公演「柳生忍法帖」〜ツッコミ放題なんだけど大層楽しい〜

こんばんは、トオメです。
最近寒くて…うちふるえながらちょうどセールになっていた、アイリスオーヤマのサーモマグをポチったのですけども。

これはいい!!
なかなか冷めない!!(サーモマグ初体験)

…でも…
熱くて飲めない!!!!!我猫舌也!!!!!!
いったん必ず口の中をやけどするスタイル…!!

とモヤモヤしていたのですが、フタを全開にしてあるていど冷ましてからおもむろにフタをする運用にすることにいたしました。
このえもいわえぬバカバカしさ…我ながらすごいわ…!

でも冷めにくいことに変わりはないのでよしとします。

というわけで、My楽を迎えた星組さんの柳生忍法帖のお話。

7本槍の政治力のゼロ具合よ…

3回見て3回思ったんだけれども、7本槍の皆々様…びっくりするほど政治力がないね…!?政治力っていうか…常識…?
そりゃ地侍くんだりで雌伏しているはずよね!?

ふつう…
将軍家の姉君の娘(義理)が庵主してる寺にカチこもうなんてふつうの武士はしないよね…!?
なにかあったら速攻「天秀尼→千姫→家光 」でスムーズに話が通っちゃうと思うんだけど…!?
普通のお寺だったらもっと時間はかかるだろうけど…

秀忠・家光期なんてズバズバ改易期なのにね…
速攻お取り潰しの憂き目に遭いそう…

そして重々しくやってきた駕籠の葵の御紋にも気づかないあたり、江戸の武士としてはヤバすぎる事態だとおもうんだけど…?
虹七郎がかろうじて政治力:5(5/100)くらいかな…
でも言われて気づくくらいだからな…

そして全員あっさり討ち取られすぎよね…!?
もっとも粘ったのは外道にしてゲスやろう(娘っ子や小姓を盾にした)あいつじゃなかろうか…!?

と思っていたら、ボスの愛くんすらわずか2太刀で討ち取られてござった。
おお…
あっ…でも双子の天海さんが自刃なされたので力が半減していた…とか…!(苦しい)

十兵衛さん、勘当されてた…の…?

「それがしは勘当された身でござる、とうの昔に廃嫡されてござる…」
とうそぶくまこと十兵衛さんは非常にかっこいいのだけれども…

でも…
でもでも…!

そのおん羽織とおん袴に誇らしげに耀く柳生家の家紋はいったいどうしてなの…!?

もうそこばっかり気になってござる。

でも最終的に「若!だいじないか!」と家臣が駆けつけてきたりしているわけだし、怜悧にイケてる剣豪具合がすごいととさま(絶賛)も「道場で鍛え直せ!」といっていることだし、
廃嫡はそのままとして…勘当とは形だけ…!?

本陣の娘みずのちゃんの謎

みずのちゃん…たしか君はいったん色情狂の殿にさらわれて城に入り…
でも城から抜け出して救いだされていたはずなのに…
いったいなんでまた城中に囚われの身となっていたの…!?

でもあの場面はみずのちゃんががんばらないと十兵衛さんが死んじゃうところだったから、いるのは別にいいんだけど、経緯が不明すぎる。
私聞き逃したのかしら…

天台奏上ってなんなのよ

私は思う…
御年108歳を超える天海さんがいきなりぽっくりいかれても、たぶん周りはそこまで驚かないと…
よって、「(天海さんが亡くなって天台奏上が行えなくなっても)さしさわりござらぬ」というまこと十兵衛さんに同意するのでござる。

そもそも、天海さんがダメなら2番手的な方・・・次の座主さんがおやりになればいいじゃない!と思うんだけど、ダメなのかしらん。
それとも天海大僧正が行ってこそ箔がつくとかそういうこと…?

でも徳川のシステム的に天台奏上しなくたって別に徳川の屋台骨は揺るがないと思うなあ…

そして「徳川幕府も滅んで結構!」という十兵衛さんに「なんだとっ!?」と色めき立つ2本槍も不思議。
あなた方の立ち位置はいったい…
徳川が滅んだら戦国時代に戻ってしまうから、藩を安堵されている会津的には困るとかそういうこと…?
でも会津に忠誠心なんかないよね?
むしろ戦国時代に戻ったほうがあなた方にはよいのでは…?

ーーー

…と、いろいろいろいろ言っていますが、だいぶ楽しかった公演だったのでござる。
まことさんの殺陣の見応えよ。あの抜刀の速さはいったい…(目を瞠る)
そしてヒーロー物がよく似合う。テーマ曲をバックに、ばさばさ敵方を斬っていく殺陣が爽快よね!

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