観劇記

月組公演「ブエノスアイレスの風」〜GWに重いお芝居〜

こんばんは、きのうフィットボクシング2の「高難度チャレンジ鬼モード」をやったら今日鬼筋肉痛に襲われているトオメです。
いやはや・・・腕が痛い。
あ〜っ心臓止まる!!あ〜っ心臓取れる!!と思いながらやったよ・・・

というわけで、そんな中ありくん青年館に行ってまいりましたよ。
例によってなんの知識も入れずに行ったので、もうわてくし・・・びっくりがすぎる・・・
再演とはいえ、初日開けてすぐなので一応ネタバレしない方向のつもり。

ありくんの歌と踊りがよい

嗚呼…というような鬱展開の中でもありくんの歌が伸びやかでよいと思った。
ありくんいつの間にかこんなに歌がうまくなって…!

そしてじゅりちゃんとのタンゴもよい。
ずっとホールドして踊るならオペラするんだけれども、離て踊ったりもするのでオペラなしでみておりました。
じゅりちゃんも相手がありくんだと無理がなくてのびのび踊れてるような気がする。

1幕はクズやろうラッシュだった

開演前、席に付く前に漏れ聞こえてきた「1幕は地獄だから」という声になんですって・・・?と思うわてくし。
ちなみに安定の2階席でございやす。F列だったんだけれども転落防止的な壁がとっても邪魔ね…

DVあり、恐喝あり、強盗ありとなんでもありである。

ちなみに1幕のクズオブクズはあみちゃんでございます。
やってることは某さんのほうがえげつないと思うんだけど、観客目線だとあみちゃんでしかない。
はーちゃんママに金をせびり倒し、じゅりちゃんにつきまとう嫌な男にて候。
うわあ…最悪だなこいつ…と思うこと数回。
シティハンターの比じゃないヤンキー具合であった。ヤンキー超えてるな。チンピラか。

しかし、そんなクズオブクズのあみちゃんもヒーロー(でもない)ありくんにボコスカにやっつけられるわけだけれども、それがもう、えっ・・・ちょっと、宝塚なんだけど!?と思わんばかりのボコスカ具合。そして鬼のような追い打ち。

ボコスカ+追い打ち+追い打ち+追い打ち

的な。
こんなボコスカ具合、わてくし宝塚で見るの初めてだわ…。

2幕は救いがあった…けれども

1幕の後味の悪さは「嫌な話だな…」以外のなにものでもなかった…
まさかフィナーレで明るく盛り上げてくれるんでしょうね?!と幕間に思ったけれども、フィナーレは…いちおうあったのかな…

明るく盛り上げてはいなかったし、むしろお芝居の流れの中のフィナーレという感じだったか…。
ともあれ、2幕は後味よくおわったのでよかった…と思う。

某さんは旅立ってしまったが…
彼の計画は一歩間違えたら最愛の妹を苦界に叩き込むようなものなので、ちょっと深呼吸して考え直さないかと思うばかりであった。

…それにしても、じゅりちゃんが気の毒…という気持ちが拭えないかな…

じゅりちゃんはお芝居ではヒロインだったけれども、フィナーレではまさかのあみちゃんとの組み。
風間くんと組むならまだわかるんだけど、
あみちゃん…あみちゃんは今作は3,4番手ではないだろうか…
そして身長があみちゃんとそう変わらないので合っているとは言いにくい…

ヒロインなのに曲なしだしね…
1曲もなかったと思うんだけど…。

というか、そもそもありくんとはーちゃんしか歌ってなかったような気がする。
風間くんにもあみちゃんにも歌わせないなんてもったいない…
もともとそういう演目なのかもしれないけれども。

他には、風間くんとあみちゃんのお芝居の相性がとてもよいということかな。
れんこんくんと風間くんのお芝居も良かった。緊迫感があった。
れんこんくんもあんなにドスの利いたお芝居をするようになったのね…。

ぱる警部のおひげもよきものでした。
ぱる警部、地味に2幕のキーパーソンだわ。

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