こんばんは、トオメです。
いまごろようやく「Bririant Dream」のせおっち前半編をみたのですが、とりあえずびっくりですね!
何がびっくりってその短髪ぶりにびっくりよ!
どうしてそんなにも思い切った短髪に…。
眩耀の谷のナウオンを不勉強ながらみていないのですが、もしかして役作りの一環なんでしょか…
さて、話がだいぶそれますが、「龍の宮物語」の玉姫について。
花のかんばせ見せたまえ
「砌(みぎり)」という歌詞の中に、玉姫が次のように歌う。
沈む星々に かすむそのかんばせ
そのまなざしを前に 重なるふたつの影
まるで吹雪のように冷たい声で、素っ気ない言葉を清彦に投げかける玉姫は、けれどもほとんど清彦を賛美した歌を歌っていると思う。
だって、「かんばせ」って…
「かんばせ」という文字を漢字にあてると、「花顔」、「顔容」とも。
むしろ女性に対する形容にがふさわしいと思う。
なので、玉姫が清彦を真実憎んでいるのであれば、ただ「顔」でいいし、「まなざし」だってただ「目」でいいと思う。
そして「重なるふたつの影」というからには、清彦と発端の人物は瓜二つだったんだろうなとも思う。
ふたつに引き裂かれる玉姫
玉姫は、基本的には冷たく冷ややかな表情と態度だけれども、ごくまれにとても可愛らしくなる時があって、それはもともとの玉姫…本名は「玉」だったのかな…に戻っているんだと思う。
清彦が玉姫をかばって湖?泉?に落ちて「やさしいのね、清彦は」とぬれたであろう清彦の髪を撫でてくれる時や、
清彦を「今日は違う庭にお連れしたいの」といったときの玉姫は昔の人間の娘だった時に戻っているのではないかなあ…。
はるか昔、清彦の先祖に向かって「どこどこに行きたいの」と言っていたんじゃないかしら…
人外の魂
そして魂をふたつに引き裂かれているのは、きっと龍神さまに龍身をもらってしまったからなんだと思う。
龍としての魂が玉姫の中に芽生えていく…
人でなくなる前に殺めてほしいと彼女は思っている。
「私がお守りしているのだ」と龍神様はいうけれども、半分くらいは呪いにちかいような…。
しかし、人でなかったらならば、水の底で生きていくことはできなかったわけで…。
…それにしても龍神様は玉姫を愛しすぎて、「塵に似た」と元は人間の娘を、まるで頭の上に捧げ持つかのような傾倒具合だと何度見ても思う。
そもそも、玉姫はもともとは生贄だったのに、どうしてこうなったのか龍神様のスピンオフが見てみたい…!