タカラヅカ雑感

月組雑感〜「桜嵐記」ル・サンクを読んで思う〜

こんばんは、トオメです。
ル・サンクはやくとどかないかな〜と首を長くして待つまでもなく、もういきなり今朝にはポストの中にいましたw
昨日の9時半ごろポチーしたばかりなのに…日本の流通早すぎィ…!
しかも大阪からの発送だった。

というわけでル・サンク読みました。
もはや泣きましたw

なに…?あらすじというか全部掲載されているのでは…?
聞き取れなかったセリフも乗っているので、そうだったんか…!と新たな発見もあり。

あれね…最終戦でふたりの兄ィは末弟を逃がそう逃がそうとしていたのね…
兄弟全員死んではいかんものね…

歌劇5月号もついでに買ったんだけれども、桜嵐記の座談会をむさぼり読みましたとも。
私としてはショーの「Dawn」の場面で「暁ということで…暁さんがんばりましょう、私(中村暁)もがんばります」で吹き出したでござる。

改めて南朝を思う

考えてみると…
北朝の京の都にお住まいあそばし、幕府に守られた天子様に比べると…
吉野の山中にお住まいあそばされる南朝の帝のなんとおいたわしく危うげなことよ…

誰がどこからどうみても正統性は北朝にあるようにしか見えぬ。
南朝の唯一の拠り所は後醍醐天皇が持ち出した三種の神器だけなんだよねえ…

そりゃ雪崩を打って北に寝返るわ。
稀代のカリスマ後醍醐天皇が亡くなったら余計そうではなかろうか…

正行が南朝を見捨てられないのは、父親正成への思いもあろうが、奸臣(正行目線)に囲まれた主君が泥舟に乗って今にも沈まんとしているからではなかろうか。
正行…というか観客目線では北畠親房は「なんたる奸臣!なんたるわからずや!」なんだけど、公家衆からしたらたぶんそうではないんだと思う。
吉野に付き従っているだけむしろ忠臣なのかなあ…
子息を将軍にして亡くしているわけだし…

しかも「桜嵐記」では正行と後村上天皇は、まさかの幼馴染だというではないか。
(えっびっくりするほど身分違うけどそんなのあり!?なんておもってはいかんのである)

そんな関係があるならば、余計に見捨てられるわけがないーーー
父帝の呪いに縛られ、泥舟に乗って今にも沈まんとする主君であり幼馴染をどうして見捨てることができようかーーー

…ということをつらつら考えると、たしかに正行の命は短そうだ…。
これは性格的にも絶対に後村上天皇を見捨てられない…
幸いにして彼には弟が二人もいるので、もし自分に何かあってもどちらかに家を任せられる。
とかいうことを常に考えていたんではなかろうか。

これはつらい…
散り急がざるを得ないのが…。

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