観劇記

月組公演「赤と黒」〜我が身ひとつでのし上がる〜

こんにちは、トオメです。
今日は雪組さんを見に行く予定だったのですが、公演中止になってしまったのでおとなしく家の中でごろついております。

トオメ
トオメ
ごろつく…

本日は御園座の「赤と黒」のお話。
赤と黒のサムネイルがまあまあよくできたので、私はそれなりに満足ですw

たまジュリアンはさほど悪いやつに見えない

以前耳にしていた前情報では人妻を籠絡し、そのつてでガツガツのし上がっていく…みたいな感じだったのですが、実際に見ると、そうでもない。

レナール夫人とそういう関係になった原因は、

ジュリアンに内心キャッキャしていたレナール夫人が、偶然触れてしまったジュリアンの手におどろいて…というかおののいて…さっと手を外した、

というのがジュリアンのプライドを半端なく刺激し、「この俺の手を汚いもののように振り払ったこの女を俺のものにしないわけにはいかない!」となったわけなんですが…

あれ、こうして文字にするとジュリアンが悪い男のようですねw
でも見た印象ではそうでもなかったのですが。

こっそり続いていた2人の関係は最終的に露見…旦那さんであるゆうまくんにバレてしまい、お屋敷を追われ、神父養成寄宿舎学校へ入るのですが、その場面で踊るさくらちゃんや娘役さんたちは明らかにジュリアンの煩悩からくる妄想に違いないと思いましたw

トオメ
トオメ
煩悩退散だぞ、ジュリアン…

と客席から見守る私。

寄宿舎学校でも派閥があり、間違いなく上位にいるはずの俺の順位が150位以下とはどういうわけだとはっちさんに直談判にいくジュリアン。
それははっちさんと敵対する勢力の仕業…追放される前に俺はこの学校を出ていく!というはっちさん。
俺を放り出していくのですか!というジュリアンに、

「君も一緒にパリへ。伯爵が秘書をお探しだ」

と言われた瞬間にジュリアンの目がギラギラw

トオメ
トオメ
ちょっと!ジュリアン!あんた野心がまるだしよ!

もちろん二つ返事で即OKw

ジュリアンはレナール夫人のことはもはや過去のことのようで、さっぱり思い出しもしないようですw

パリ…とジュリアン。
田舎者の平民の材木屋の小倅である俺がパリ…。

「どこまでよじ登れるか…パリと勝負だ…!」

で1幕が幕。

そうか、ジュリアンは自分の生まれをどれだけ自分の才覚で打ち消すことができるか試しているんだな。

たまジュリアンにはお耽美さはあまり感じないのだけれど、雄々しさや這い上がらんとする力強さを感じる。

いってみれば下克上を目指す戦国武将の若き日みたいなものを感じるから、ジュリアンにそんなに嫌な感じがしないのかも…。

でもたぶんジュリアンがフェアリー系のジェンヌさんだったら、受ける印象はまた全然違うのかもしれない…。

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